研究内容

私たちの生活はデザインされた「モノ」や「コト」に取り囲まれています. これらのデザインがいい加減になされていたり,独りよがりであったりすると 多くの人たちが不便な思いをすることになります. また地球環境問題を取り上げるまでもなく, 人間だけの都合を優先して社会を構築してゆけば 人間にとっても不幸な結果になることが容易に予想されます.

システムデザイン論研究室では,人・物・環境を含んだシステムが, どのようにデザインされるべきかについて, 情報メディア,感性情報,発達・学習の3つの視点からの研究を進めています. このような複合的なシステムを対象とする場合,技術偏重の視点で物事を捉えていては当然ながらうまく行くとは考えられません. 客観的な立場から「ものごと」の本質をより深く追求してゆく視点が重要になります. これは,本来アートの追求に必要であると考えられている姿勢に通じます. われわれの研究室では,工学とアートとの融合によってより「美しい」システムの実現を目指しています.

主な研究テーマ

コミュニケーションとメディア

デザイン研究

教育とメディア

e-learningシステムに代表されるように,コンピュータやネットワークが教育の中に浸透しつつあります.しかし現在のシステムは,その機能的側面にばかり目が向けられており,人間の認知メカニズムとメディアの特性との関連性は深く追求されていません. 本研究室では「人が理解するとはどういうことか」に焦点をあてた新たなシステムの開発に取り組んでいます. (教育工学+認知科学+情報学)

不便益

不便益とは,むやみに効率を追求するのではなく 一手間かけることの価値を改めて見直す「ものごと」の考え方です. 闇雲な省労力化や自動化を求めることへのアンチテーゼとして, 「手間」が本来持っている意味に注目します. そして「実は捨ててしまってはダメだった」手間を数学的モデルを用いて分析し, システムのデザインに積極的に取り入れる方法論の構築に取り組んでいます.

※ここで扱う不便益は「便益」ではなく「不便益」です.

概念設計支援

真理論的様相,義務論的様相,時間論的様相の3つの視点に基づいた 人工物の操作構造モデルであるADTモデルを用いた, 概念設計支援システムの開発.

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卒業研究テーマ

  • 地域コミュニティ内における情報共有が地域住民の行動に及ぼす影響の分析(2008)
  • Web コミュニティの発言者間の関係分析(2008)
  • 顧客志向の製品設計を考えたプロジェクト遂行の支援(2008)
  • テロップが視聴者の心的態度に与える影響の検証(2008)
  • コミュニケーションメディアの特徴と協力行動との関係の分析(2008)
  • 配色が操作の正確性や反応時間に与える影響の検証(2008)
  • 知識の共有による創造性教育支援の提案(2007)
  • 動画のテロップが発信者・視聴者間の情報伝達に与える影響の分析(2007)
  • 認知的均衡理論に基づくモチベーション低下要因発見(2007)
  • 感性情報に基づく化粧品容器デザインの支援(2007)
  • 情報検索中のユーザのメンタルモデル形成支援のためのシステムの構築(2007)
  • マルチエージェントによる感情表出と行動選択のシミュレーション(2007)
  • 不便益の考え方に基づいた構造の理解と偶然の発見に関する研究(2006)
  • 色彩がインタフェースデザインに与える影響の検証(2006)
  • チャネル理論によるメディアを介した情報伝達の分析(2006)
  • ペトリネットを用いた機器制御システムの構築(2006)
  • 対面型授業のためのe-learningシステムの提案(2006)
  • 感覚の変換を意識させるメディアアート作品の試作(2006)

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Last-modified: 2009-03-11 (水) 14:56:20 (3536d)