研究内容
※本研究は、秋田公立美術工芸短期大学 小北研究室との共同研究です。
猫メディアとは †
ノラ猫を地域コミュニティのためのメディアとして用いる試みです。
猫を中心とした情報の流れについて説明してください。>細矢さん
地域猫スターターキット †
AcaDemoS 2006 での発表 †
地域猫をメディアとして活用するためのデザイン †
AcaDemoS用デモサイトできました.
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HIS2006 での発表 †
猫メディアを活用した地域コミュニティ活性化システムの提案 †
A Study on novel system of vitalizing community using Neko media.
概略(200文字) †
猫メディアは、野良猫を地域コミュニティ内の情報メディアとして捉える新しい試みである。
本研究では、この猫メディアを「地域猫活動」普及に活かすシステムを提案する。
地域猫活動とは、一般に迷惑な存在だと考えられている野良猫と地域社会との共生を目指す活動である。
現在、この活動の普及運動は、パンフレットやウェブサイトなどで文字情報を発信することによって
行われている。ここに猫メディアを活用した「地域猫スタータキット」を導入することによって、
さらなる活動の広がりを目指すものである。
対面発表質疑応答 †
- [Q] 猫に触れられない人はQRコードが読めないのでは?(猫が触らせてくれないなど)
[A] QRコード自身は今回の提案で絶対的に必要なものではないので,今後,よりよいアクセス方法を検討してゆきたい.
- [Q] 猫嫌いな人はコミュニティに組み込まれないのでは?
[A]
- [Q] 猫は人を近づかせないのでは?
[A] 人と猫との関わり合いがあるので,もちろん近づかせない場合もある.
- [Q]携帯電話はお年寄りが使いづらい.コミュニティに入れないのでは?
[A]スターターキットによって,猫に対する認識の変化がおこった人の行動をお年寄りが見る,もしくはキットのことを話しに聞く.それによって間接的に認識の変化がおきてコミュニティに入ることができる.
- [Q]図はあくまでもうまくいっている例.猫メディアが導入されてもうまくコミュニティ形成がされない場合や,さらに関係が悪化することもあるのでは?
[A]これは意見を押し付けることが目的ではないので,絶対にコミュニティが形成されなければいけないわけではない.関係が悪化〜については考えたことはなかった.
- [Q]NPO団体に売り込もうと思っている?
[A]実験をしていないので,売り込むのは難しいし,もともとそういうことは考えていない.
- [Q]他の動物(犬,奈良のシカ,ハト)を使えないか.他の動物を使おうと思ったことは?
[A]猫の特徴から猫メディアを考えたので難しいと思う.
- [Q]野良猫ではなく、飼い猫でも良いのか?
[A]地域の人々と関わりをも猫であれば、コミュニケーションメディアとしての役割を果たすので、絶対に野良猫でなければいけないというとではない.
- [Q]そんなにすぐに人の認識は変わるのか?
[A]急に、人の認識がガラリと変化する訳ではない.徐々に変化し、地域コミュニティがうまく機能することを目指しているので、すぐに変化しなくても良い.
共通性とそれを支える共有された現実というものを夢見る.
→猫の目を通した現実の共有.
野良猫と共生する地域コミュニティの創発 〜猫メディアの提案〜 †
A novel communication media aim symbiosis with homeless cats
概略(200文字) †
新しいメディアの登場とともに人々の生活は大きく変化してきた.
とくに近年,インターネットなどの高度にデジタル化された情報インフラの登場によって,
高速に大量の情報が伝達されるようになった.
このことは,遠くの見知らぬ者同士をつなぐ作用がある反面,
隣近所といった地域内のコミュニケーションの希薄化を招いている.
本研究では,地域の問題として取り上げられることが多い
野良猫を新たなメディアとして活用することによって,
地域コミュニティの活性化を目指す.
オープンキャンパス(2006年度)向けポスター †
須藤メモ †